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金融大崩壊―「アメリカ金融帝国」の終焉 (生活人新書)

  • 2009/06/05(金) 20:47:29

金融大崩壊―「アメリカ金融帝国」の終焉 (生活人新書)
水野 和夫
金融大崩壊―「アメリカ金融帝国」の終焉 (生活人新書)
定価: ¥ 735
販売価格: ¥ 735
人気ランキング: 181位
おすすめ度:
発売日: 2008-12
発売元: 日本放送出版協会
発送可能時期: 在庫あり。

この危機がいつ頃終焉を迎えるのかの見解を語っている
サブプライムローン問題をきっかけに始まった世界的な金融危機。この問題を巨視的に解いているのが本書だと思います。言葉は大変優しく、1968年の資本主義と共産主義との対立からこれまでのアメリカの資本の動きを語ってくれる。

 また大変気になる今後この危機がいつ頃終焉を迎えるのか、そしてどのような方向にいくのか著者なりの見解を加えている。



ミネルバの梟の美しさー激変する世界の金融情勢が一晩でわかります
 金融危機について多数の本が出ている中で、おそらく本書が一番巨視的な視野に立ち、簡単に読める内容になっています。むやみと専門的な知識を羅列することもなく、抑制の効いた落ち着いた文体で、16世紀からの資本主義の流れを要約し、1968年の全世界的な学生運動の歴史的な意味も述べています。68年を境に共産主義の権威も、資本主義の権威も当時の若い人達に拒否され(73頁)、「大きな物語」も崩壊し始めたということは、結局21世紀が68年に始まったことを象徴しており、経済・思想・歴史上、いずれ68年の徹底的な再見直しなしでは先進諸国は活路の根源を見出せないことさえ感じさせます。逆にその見直しが、著者の言うインド・中国の発展する中産階級市場への進出に役立つかもしれません。
 毎日、経済新聞を読んでいる人には多少退屈な内容があるかもしれませんが、そうでない人達には本書は世界経済の最良の解説書となるでしょうし、私のような素人も一晩で読了できました。本書の最大の魅力は一言で言えば、“夕方に飛び立つミネルバの梟”の美しさです。末尾に近くづくに従い、日本の指針が幾つか示されますが、その部分だけは漠然としたBRICs諸国頼みで、月並みな感じでした。本書を読んで感じたのは、米・日・中は深い関連があるため、米国経済が崩壊すれば、日本もいずれ崩壊する可能性があり、中国も例外ではありません。3者共倒れすれば、世界史は激変します。いずれ10億人規模の市場が2つ並んで出現しますが、インドの方が中国の人口を2030年には上回り、かつ中国は日本同様高齢化した国となり、中国の衰退は百年単位で見れば日本の衰退と一緒です。結局、東南アジアを主軸に、EUと協力しつつ、インド・アラブ諸国の中産階級市場創出に全力をあげ、経済面では脱・米中、政治面では親・米中印が、今後の日本の指針として一番適切かと思いました。



分かりやすい
この正月休みに数冊の「サブプライム」関連本を読んだけれど、何を言いたいのか分からない本も多い中で、この本は読みやすくいい本でした。特にサブプライム問題がどうして生じだしたのか?そのからくりは?という根本的な問題が上手に解説されていて理解しやすかったです。後半の、「さて、これから日本はどうすべきか?」という問いに対しては、意見の分かれるところですが無難かつ正攻法の意見かなと思いました。ただ日本が上手く乗り切れるか??今の時期、総選挙とか言っている場合と違うと思うのですがね。本当に日本の政治家さんは失望させてくれます。

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